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あるバイトの気まぐれ樹木紹介(ワシントンヤシ編)

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道路脇等に、背の高いヤシの木が生えているのを見つけたら、大概はこのワシントンヤシである。

ヤシの木といえば、ヤシの実が生り、ココナッツジュースが飲めるアレを想像するであろうが、アレはココヤシという、ワシントンヤシ別種のヤシである。

私が子どもの頃、ヤシの実というのは憧れの存在だった。あの実を採って、ストローを刺してジュースを飲んでみたかった。
きっととても甘い、フルーティーな味がするのだろう。

ココヤシは日本では全く見かけないが、ワシントンヤシならあったので、私はあれにヤシの実が実るのだろうとずっと勘違いしていた。

大人になってからヤシの実にストローを刺した、まさしくココナッツジュースを飲んでみたが、思ったほど甘いわけでもなく、少し風味のついた水といった感じだった。
子どもの頃のワクワクは、この1杯とともに消えたのだった。

さて、ワシントンヤシの話に戻るが、「ワシントン」というのは、アメリカの初代大統領の名前から来ているようである。
その全長は15mから20mにもなり、かなりの高さになる。

高さがあるということは、手入れもそれなりに骨の折れる作業になる。
大里造園では、巨大クレーン車でゴンドラを吊ってもらい、それに乗って剪定をするという方法をとっている。
これがまあほんとに恐ろしい。
風など吹こうものなら、安全帯をしていても頼りなく、作業の手を止め、手すりを掴み、子鹿のようにぶるぶる震える他ない。
もし落下でもすれば、骨が折れるどころでは済まない。

私の夫などは、観覧車などの高い所が苦手なのだが、このゴンドラには涼しい顔をして乗っている。
いや、内心怯えているのかもしれないが、仕事ならばと割り切っているようだ。
これに乗れて、観覧車に乗れないというのは、どういった心理なのだろうか。
どちらも必ず安全であるとはいえないが、観覧車の方がまだマシに思える。

と、このように、背の高い樹木なども剪定できるので、ご家庭で手の届かない樹木の剪定をしたい時は、ぜひ大里造園にご依頼願いたい。